福岡県で屋根塗装を承っております、たくみ塗装の福田です。
屋根の塗装は次第に経年劣化していくため、10年に一度を目安に塗替えを行う必要があります。
先日、お客様より「屋根塗装って具体的にどのようなことをしてるの?」とご質問をお受けしました。
屋根塗装は、お客様の目には見えない高所での工事……。
そのため、職人が一体どのような作業を行っているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
悪徳業者の中には、依頼者が確認することのできない場所ということを利用して、手順を省く業者も存在します。
そこで今回は、意外と知らない「屋根の種類」や「塗装工事の工程」について詳しく解説していきます。
ぜひ、屋根の塗装工事を行う際の参考としてご覧ください。
屋根の「役割」
屋根の形状は、本を開いて逆さにしたような形の切妻屋根や、中央にある大棟から四方に傾斜面が存在する寄棟屋根など、住宅によってさまざまな種類が存在します。
その役割はすべて同じで、住宅を「直射日光」や「雨」、「風」などから守るという重要な役割があります。
ところが、そのままの状態では雨水が屋根材に染み込んでしまい、家の内部にまで到達して柱や断熱材などを腐食させてしまう恐れが……。
そうなると、雨漏りが発生して改修工事が必要になるだけでなく、大切な家財をダメにしてしまうことにつながります。
そのため、塗装を行って屋根に「防水機能」を持たせる必要があるのです。
屋根の種類
屋根の種類は、住宅によってそれぞれ違います。
まずは、どのような種類が存在するのかを確認していきましょう。
▼スレート屋根
スレート屋根は、セメントと繊維材料を混合して薄い板状に加工した「化粧スレート」という屋根材を使用した屋根のことを指します。
カラーベストやコロニアルという名称でもよばれています。
多くの住宅で使用されており、軽量で耐震性に優れていることが特徴です。
新築で塗装された塗料は、月日とともに経年劣化していき防水性が落ちていくため、10年が経過している場合は業者に状態をチェックしてもらいましょう。
▼ガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板屋根は、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板でできた屋根のことを指します。
錆びにくく、耐久性の高いタイプの屋根ですが、定期的に塗替えを行いメンテナンスをする必要があります。
▼トタン屋根
トタン屋根は、薄い鉄板に亜鉛メッキを施したトタン板でつくられた屋根のことを指します。
ほかの屋根と比べて錆が発生しやすく、塗装の前にはケレン作業を行い錆を除去していく必要があります。
▼日本瓦
日本瓦は、日本の古い住宅によく使用されている屋根で、粘土を焼いた瓦でつくられた屋根のことです。
断熱性や耐久性が高い種類で、もともと塗装がされていないタイプのため、塗装工事を行う必要はありません。
▼セメント瓦
セメント瓦は、セメントと砂を原料とした瓦でつくられている屋根のことです。
日本瓦と違い、定期的に塗装を行う必要があるため注意が必要です。
屋根塗装の工程
それでは、いよいよ屋根塗装の具体的な工程を見ていきましょう。
▼近隣の住宅への挨拶
まずは、工事を行うことを近隣の住宅に知らせるため、挨拶を行います。
一軒ずつ家を周り、工事のおよその期間や工事内容などを伝えます。
▼足場の設置
屋根は高所のため、作業員が作業を行うための足場を設置する必要があります。
足場の設置は、塗装工事の効率や安全性を高める重要なものです。
▼養生
塗料などが隣の家や道路などに飛び散らないよう、養生を行っていきます。
▼高圧洗浄
高圧洗浄機を使用し、屋根に付着している汚れやカビなどをきれいにしていきます。
この作業は、塗料と屋根材との密着性を高める目的があります。
▼釘打ち・コーキング
屋根は、種類によって棟板金という鉄材の部材が使用されています。
塗装前には、この棟板金を固定している釘に浮きがないかのチェックを行うことが重要です。
もし浮きがあった場合は、浮いた釘をしっかりと打ち込み、さらに抜けることを防止するためにコーキングを使用して固定をしていきます。
▼下地処理
屋根に錆びが発生している場合、サンダーなどを使用し錆びを除去するケレン作業を行います。
▼下塗り
いよいよ、1回目の塗装である下塗りの工程です。
下塗りは屋根塗装の工程の中で非常に重要な作業で、あとから塗装する中塗り塗料と上塗り塗料を屋根材と密着させる役割があります。
使用される塗料は、中塗りと上塗りで使用される塗料とは異なり「プライマー」や「シーラー」が使用され、劣化の状態や屋根材の種類に合わせてマッチしたものを職人が選びます。
▼中塗り
中塗りは、2回目の塗装です。
中塗り塗料と上塗り塗料は、同じ種類のものを使用します。
▼上塗り
上塗り塗装は、3回目の仕上げの塗装です。
塗装工事が完了したあと、実際に人の目に触れるのは、この上塗り塗装の部分です。
▼タスペーサー設置または縁切り
ストレート屋根の場合、塗料が屋根材の間に入り込み、重なっている屋根材同士をくっつけてしまいます。
くっついた状態のままだと、屋根材の間に入り込んだ雨水がうまく排水されずに、雨漏りが発生する原因に……。
そのため、塗装前に屋根材同士の密着を防ぐ「タスペーサー」を設置するか、塗装後にカッターなどを使用して屋根材同士の隙間をつくる「縁切り作業」を行っていきます。
▼最終チェック
塗装した塗料を十分に乾燥させ、問題がないか最終チェックを行います。
▼足場の解体
何も問題なければ、足場を解体し工事は完了です。
屋根塗装なら『たくみ塗装』にお任せください!
いかがでしたでしょうか?
たくみ塗装では、塗装に関する幅広い知識と確かな腕を持つ職人が、高品質な施工を行います。
屋根の塗装のことでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
たくみ塗装
【担当者番号】090-3190-6569
【営業時間】8:00~17:00
【定休日】日曜日
【対応エリア】大野城市を中心とした近郊エリア(※お気軽にご相談ください。)